今朝おかしな夢を見た。
散歩中の愛犬が突如悶えだす。
足が硬直し、腹部から青や赤の配線が飛び出てくる。
頭がゴロリと落ちる。
血は出ない。
私は焦って頭を拾い上げ、元の位置にハメる。
すると愛犬はまた息を吹き返す。
しかししっかりとハマってない。
呼吸が苦しそう。
ゼェハァ言っている。
私は強く抱きかかえ、知らない民家に駆け込んだ。
「すいません!犬が急病で、電話を貸してくれませんか?」
家主の女性は
「そりゃ大変だ!犬をみてな。私が掛けてあげるよ!」
古い電話の受話器をとる。
馴染みの病院の番号を伝えるが、繋がらない。
「参ったね。他のところは!?」
愛犬はまだ苦しそう。
でも生きている。
私は
「あれ?動物病院で合ってたっけ?」
と不安になってくる。
そして目が覚めた。
足元で眠る愛犬を、思わず抱きしめる。
生身で、あたたかかい。
どこも手を加えられていない。
ありのままで愛おしい姿。
…これは近い将来、もしくは違う世界で起こっているのだろうか?
人間が良かれと思い、改造した生命体。
夢について問うと、こんな声が浮かんできた。
『何事も真が良い。
あなた方は、神が創った完璧な創造物の素晴らしさを、まだ何もわかっていない。
もう在る。すでに在る。
しかし遣い切れていないのは人間たちだ。
浅はかに、その場しのぎで何かを付け加えたとて結果は目に見えている。
真であるならば、決して不調和は起きない。
真であるならば、それは必ず美しい。
宇宙のエネルギーと調和しないものは、必ずいつか滅びゆく。
そのエネルギーとは、愛である。
真でありなさい。
それこそが至上である』